自分や身の回りのM&Aのあり方に疑問をもっておられませんか?
「御社の評価額は〇〇億円です!」「先ずは決算書を見せていただけないでしょうか!」
これらの会話にどこか違和感を抱くことはありませんか?
実に多くのM&Aアドバイザーは、会社の経営者が「人」であることを忘れ金額を会話のスタートにしています。
事業は,経営者である「人」の極めて主観的な内面の積み重ねによって出来上がっています。多くの買い手企業は売り手企業と方向性が同じだと考えM&Aを行います。
しかしながら、一般的にM&Aの成功率はたった3割と言われ、残り7割は当初想定とは異なる結果となっています。会社または事業の承継を成功させるには経営者の内面を無視してM&Aを行うことはあり得ません。

こだわりM&A
Harvard Business Reviewによれば、「M&A後のパフォーマンスが期待したほど伸びずに、結果として後悔する」ということを「失敗」と定義しています。つまり、70%以上の経営者がM&Aをした後に後悔をしているということです。この後悔の原因はなんでしょうか。数年後にパフォーマンスが期待外れになる前に、そもそも期待値はいつからずれ始めるのでしょうか?
それは、必ずと言っていいほど、M&Aが成立する前からです。M&Aが成立前の、売り手と買い手の期待値のギャップは、大抵は小さな違和感に過ぎません。そんな違和感は、M&Aという高揚感の中で、タイミングや金額といった、目に見えて目立つことの中に埋没して後回しにされてしまいがちです。
しかし、違和感は決して消えることはありません。合併作業を進めていく過程では、特に事業の優先順位や方向性のギャップという形で、むしろ更に大きくなっていきます。結果として、70%が後悔するということになります。

では、期待値のギャップをなくし、結果後悔しないM&Aを実現するには何が必要なのでしょうか?
それには期待値がどこから来るのかを理解する必要があります。期待値は、元をたどると経営者のビジネスに対する「こだわり」から来ています。そして、こだわりは経営者が長年積み上げてきたビジネスに対する「想い」の結晶です。
後悔しないM&Aをするには、相手方(売り手あるいは買い手)の想いを理解すると共に、自らの想いも明確に表現して違和感がないことを確かめることが最も重要なポイントです。
一方、あなたの中の「想い」とは、このような局面に入るまで表現する必要がなかったかと思います。そのため、適切なM&Aのアドバイスを受けるには、「こだわり」をあなたから引き出して、相手方に伝えられる形で明確にできるM&Aアドバイザーを雇うことが不可欠です。

経営者の経営者によるM&A
では「こだわり」を明確にできるアドバイザーに必要な条件はなんでしょうか。
それは、ビジネス・オーナーシップを持っているかどうかです。経営者と同じ目線に立つことができなければ、「こだわり」は決して理解できるものではありません。そのため、ビジネスのオーナーシップをM&Aアドバイザーも持っていることが不可欠です。
それに対してサラリーマンは、自分の業務領域と給料しか見ることがなく、ビジネス全体に対して責任を負うことはありません。そのため、「こだわり」を理解しようとしても、想像の域を出ず、結果として目に見えて分かりやすい、金額やタイミングのみでマッチングをしていくことになります。
こだわりM&Aのアドバイザーは、皆が自らオーナーシップを持ったビジネスオーナーです。そのため、経営者と同じ目線で「想い」と「こだわり」を理解することができ、何よりその重要性を肌で知っています。成功するM&Aを実現するためのステップはとてもシンプルです。
